2017/05/01
春なのに


春になっても足が冷たい方もいると思います。

冷え性の原因は複合的で、なかなかはっきり原因がわからない場合が多いです。
メンタルの要因も大きいです。

そんな春なのに足の冷たいお客様がいらっしゃいました。
両足ともとても冷たくて辛そうです。

片足のトリートメントが終わると、その足は少し温かくなってきました。
冷たい部分は温めれば温かくなります。
温めない部分は冷たいまま。
それが自然です。

でも、不思議なことにトリートメントをしていない方の足も同じように少し温かくなっていました。

続いて片側の足もトリートメントをしました。
そして、全身のトリートメントが終わると、両足はほんのりピンク色で、とても温かくなりました。

皮膚の毛細血管の太さは交感神経で調整しています。
その中枢は脳にあります。
交感神経は精神的なストレスでも強く働いて足や手の毛細血管を細く収縮させて表面の温度を下げます。
逆にリラックスして交感神経の働きが弱まると毛細血管が拡張して皮膚の表面の温度があがります。

片方の足がトリートメントの温かみを感じ、それが脳をリラックスさせ、交感神経の働きを弱め、片足だけでなく両足とも毛細血管の収縮が緩んで温かくなったのです。

そして、全身のトリートメントが済むころには、脳はとてもリラックスし交感神経が殆ど働かなくなって、更に足が温かくなったのです。

脳すなわち心がリラックスすることはとても大切ですね。


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